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植栗中原(うえぐりなかはら)遺跡2・植栗山根A(うえぐりやまねえー)遺跡・小渕沢B(こぶちざわび-)遺跡

令和2年10月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町大字植栗字中原地内
調査期間
令和2年4月1日~令和2年11月30日
主な時代
縄文~中世
遺跡の内容
10月調査は、植栗中原遺跡2の3区東側と4区東側の水田面の調査を行いました。
3区東側では、蛇行する溝を発見しました。自然地形に沿った水路(写真1)と考えられますが、土地改良の影響から明瞭な畦畔等は確認できませんでした。溝の東側の低地部分で水田耕作が行われたと考えられます。4区東側では、台地のゆるやかな傾斜による東西方向の畦畔で区画した水田(写真2)が発見できました。大小の畦畔のほか、水口や小規模な水路からの用水取入れ口と考えられる遺構が発見されています。
連絡先
植栗中原遺跡2調査事務所 090-3244-0006
写真1 3区東溝状遺構の調査風景
写真2 4区東水田畦畔