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上芝西龍之宮(かみしばにしたつのみや)遺跡

令和2年10月 調査
調査場所
高崎市箕郷町地内
調査期間
令和2年10月1日~令和2年10月31日
主な時代
古代~中世
遺跡の内容
遺跡は、榛名白川左岸の台地西縁部にあり、標高は155m前後になります。調査地点は南西側に向かって傾斜する台地を、圃場整備により階段状に田畑が造成されています。調査では、天仁元(1108)年の浅間山噴火による浅間B軽石(As-B)層の堆積が確認できましたが、圃場整備の際のキャタピラの圧痕も見られ、明瞭な水田畦畔や田面は確認できませんでした。また、As-Bを掘り込む中世の溝等が発見できました。
なお、発掘調査は10月末で終了しました。
連絡先
上芝西龍之宮遺跡調査事務所 070‐2655‐7726
写真1 中世の溝の調査状況
写真2 As-B層下面の調査状況