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綿貫41遺跡(わたぬきよんじゅういち)ほか

令和2年8月 調査
調査場所
高崎市綿貫町・岩鼻町地内
調査期間
令和2年7月1日~令和2年10月31日
主な時代
古墳時代~中世
遺跡の内容
綿貫41遺跡ほかは、高崎市南東部に位置しており、標高は71m程です。高崎玉村SIC南西約2km、観音山古墳南1.2kmにあります。調査地は、店舗や住宅地、畑地、水田に隣接し、道路・水路等で細かく分かれることから前橋長瀞線を挟んで西に1・2・4・5区、東に3区と分けて調査を行っています。8月は、3区・4区の調査を行い、3区では現在までに竪穴建物11棟、土坑11基、ピット67基の調査を行いました。遺構の時期は、古墳時代から平安時代にかけて作られた遺構が重なっていました(写真1)。4区は4つの区画に分割し調査を行っています。そのうち3つの区画からは幅の広い溝を確認しました。第2・3区画で確認した溝からは埴輪の破片が出土しています。第4区画からは、大きな溝が確認できました(写真2)。9月は、3・4区の調査を継続して行う予定です。
連絡先
綿貫41遺跡調査事務所 070-2815-3810
写真1 3区3号竪穴建物
写真2 4区南調査区全景