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多田山東(ただやまひがし)遺跡・今井北原(いまいきたはら)遺跡

令和2年8月 調査
調査場所
伊勢崎市赤堀今井町内
調査期間
令和2年4月1日~令和2年9月30日
主な時代
古墳・古代・中世
遺跡の内容
8月の調査は、多田山東遺跡5区西側と今井北原遺跡1区西側の調査を行いました。多田山東遺跡5区西側の調査では土坑4基、ピット6基を発見しました。しかし、これらの遺構からは遺物が出土していないため時期は不明です。
今井北原遺跡1区西側の調査では、土坑21基、井戸3基(写真1)、ピット29基、溝10条を発見しました(写真2)。調査区を北東から南西に走行する2号溝は、Hr-FAが堆積していることから古墳時代の溝であると考えられます。その他の遺構は全て堆積土状況や出土遺物から中近世のものと考えられます。
9月の調査は、多田山東遺跡5区の旧石器調査と今井北原1区東側部分の調査を行います。
連絡先
多田山東遺跡・今井北原遺跡調査事務所 090-5490-1699
写真1 今井北原遺跡1区4号井戸全景(西から)
写真2 今井北原遺跡1区西側全景(上が北)