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下里見天神前(しもさとみてんじんまえ)遺跡

令和2年8月 調査
調査場所
高崎市下里見町地内
調査期間
令和2年7月1日~令和2年9月30日
主な時代
縄文、古墳、奈良、平安、中世
遺跡の内容
本遺跡は、高崎市下里見町内に位置し、烏川の河岸段丘上にあり、南には里見川が流れています。表土掘削を行ったところ調査地内が台地と低地に分かれることが分かりました。8月の調査は、台地上の調査を中心に行い、竪穴建物、古墳、土坑、ピットを発見しました。竪穴建物は、炉を持つものとカマドを持つものがあり、出土した土器などから古墳時代前期、古墳時代後期、平安時代の竪穴建物であることがわかりました (写真1) 。古墳は、径約6mの小型の円墳で、南東方向に開口する横穴式石室を持つ後期の古墳と考えられます。石室は約2mあり、大形の川原石で組まれていたことがわかりました。石室の残存状況から古墳の上部は、後世に削られたと考えられます。石室内や前庭及び南西周溝内には、葺石または石室裏込め石が投げ込まれたような状態で多量に出土しました(写真2)。低地部では、As-B下水田の下部から東西に延びる河道を発見しました。
連絡先
下里見天神前遺跡調査事務所 070-2655-7412
写真1 竪穴建物内にあるカマド(東より)
写真2 古墳全景(南東より)