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発掘調査の最新情報

厚田中村(あつだなかむら)遺跡

令和2年7月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町厚田地内
調査期間
令和2年7月1日~令和2年12月31日
主な時代
弥生、奈良、平安、中世、近世
遺跡の内容
厚田中村遺跡は、吾妻川右岸の田中川と本田中沢によって形成された扇状地の上に立地しています。今年度の発掘調査は、上信自動車道吾妻東バイパスの建設事業に伴うものです。なお、今年度調査区の西側は、上信自動車道吾妻西バイパス建設事業により発掘調査が行われ、発掘調査報告書が刊行されています。
7月の調査では、調査面が3面あることが確認でき、各面の調査を実施しました。一面目は、天明3(1783)年の浅間山噴火に伴う泥流被災後の復旧坑群を発見しました。調査区内を隙間なく復旧坑群が占めていました(写真1)。二面目は中世の柵・土坑・ピットを確認しました。柵は主に等高線に直交していました(写真2)。三面目は古墳時代~平安時代の竪穴建物・土坑・ピットを確認しました。
二面目までの発掘調査を終了し、埋め戻しを行いました。三面目は10月以降に改めて発掘調査する予定です。
連絡先
電話 厚田中村遺跡発掘調査事務所 070-2815-3900
写真1 近世の復旧坑群
写真2 中世の柵群