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綿貫41(わたぬきよんじゅういち)遺跡

令和2年5月 調査
調査場所
高崎市綿貫町地内
調査期間
令和2年4月1日~令和2年6月30日
主な時代
古墳時代~中世
遺跡の内容
綿貫41遺跡は、高崎市南東部に位置し標高は73m程です。関越自動車道高崎玉村SIC南西約1.5㎞、観音山古墳の西300mにあります。調査区は、現在の道路を挟んで東側に1・2・3・4区、西側に5・6・7区と分けて調査を行っています。調査区は店舗や住宅、畑、水田に隣接しています。5月は、2・3・7区の調査を継続して、1・5・6区を新に調査しました。2区では、古墳の周堀の調査を進めました。(写真1)その他に溝3条、土坑5基、ピット28基などを確認しています。3区北は溝5条、土坑6基、ピット8基が検出されています(写真2)。7区では、古墳の周堀、土坑1基、ピット6基を確認しました。1号墳の周堀からは、甕(写真3・4)などが出土しました。1区からは、溝2条、竪穴建物2棟、土坑、ピット等を確認し、調査中です。6区では、竪穴状遺構2棟、溝1条、土坑2基、ピット27基を確認し調査を終了しました。
6月は、1・3区南を継続して調査する予定です。
連絡先
綿貫41遺跡調査事務所 070-2815-3810
写真1 2区1号墳全景
写真2 3区調査区全景
写真3 7区1号墳出土遺物(その1)
写真4 7区1号墳出土遺物(その2)