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福島下町・屋敷下(ふくしましもまち・やしきした)遺跡

令和2年5月 調査
調査場所
甘楽郡甘楽町大字福島地内
調査期間
令和2年5月1日~令和2年6月30日
主な時代
弥生、近世
遺跡の内容
遺跡は、甘楽郡甘楽町にあり、鏑川(かぶらがわ)の南約700mに位置しています。調査地点は、国道254号線を挟んで北側と南側にあり、周囲は住宅地が広がっています。
5月の調査では、国道の南側の調査区を中心に調査を進めました。土坑(どこう)31基、ピット25基を確認しました。これらの遺構は、大部分が近世(江戸時代)のものと考えられます。遺物は、近世の陶磁器の破片など多数出土しました。また、東西に延びる溝が発見され、溝の中から弥生土器の破片などが多く検出された (写真1) 。国道の北側の調査区では、やはり南北に延びる近世の溝が検出され、陶磁器が多く出土しました。(写真2)。この溝は、土地を区画するためのものである可能性が高いと考えられます。弥生時代の竪穴建物(たてあなたてもの)も発見されています。
6月の調査では、引き続き遺跡の北側の調査区及び、南側の残された調査区を中心に調査を進めていく予定です。
連絡先
福島下町・屋敷下遺跡調査事務所 070-2655-7726
写真1 弥生時代の溝
写真2 近世(江戸時代)の溝 土器・陶磁器等の出土状況