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本郷満行原(ほんごうまんぎょうはら)遺跡 ・本郷広神(ほんごうひろかみ)遺跡

令和2年4月 調査
調査場所
高崎市本郷地内
調査期間
令和2年4月1日~令和2年5月31日
主な時代
縄文・古墳・奈良・平安・中世・近世
遺跡の内容
今年度の発掘調査地はH82D包蔵地内にあり、本郷満行原遺跡と本郷広神遺跡の継続調査を行っています。本郷満行原遺跡は、榛名山南東麓の台地上にあり、本郷広神遺跡はその眼下に広がる低地部にあたります(写真1)。4月は本郷満行原遺跡の調査を進めています(写真2)。台地上には古代の集落や中世の遺構などが確認されていますが、今回の調査区でも古代の遺構が認められています。
写真3の556号土坑(どこう)は径2m、深さ1.5m程のすり鉢状の土坑ですが、古代の土器や瓦等が投げ込まれたような状態で出土しました(写真4)。5月は引き続き本郷広神遺跡の調査を実施する予定とです。
連絡先
連絡先 本郷満行原遺跡調査事務所 070‐2655‐7726
写真1 家が見える高台が本郷満行原遺跡・重機のある場所が本郷広神遺跡
写真2 調査が進む本郷満行原遺跡
写真3 土器や瓦が出土した556号土坑
写真4 556号土坑から出土した土器と瓦