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発掘調査の最新情報

下田(しもだ)遺跡

平成29年10月 調査
調査場所
吾妻郡長野原町大字林地内
調査期間
平成29年7月1日~平成29年12月31日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
縄文・中世・近世
遺跡の内容
本遺跡は、吾妻川左岸の舌状台地の段丘面上に位置しています。南縁は吾妻川により削られ、河床から30mほどの断崖で接しています。
10月の調査ではJ区北側の天明泥流下の面からおよそ30~40mほど下位の2面目の調査を終了しました(写真1・2)。2面目ではピットが24基、土坑が6基検出されました。過年度に、周辺では中世に相当する掘立柱建物などが見つかっていますが、本調査区で見つかったピットは不明確で、柵列や建物を構成するような状態では確認できませんでした。今後の調査では、調査区の西側と南側を調査していく予定です。
連絡先
八ッ場ダム調査事務所 0279-76-8040
写真1 J区北側2面目調査風景(東より)
写真2 J区北側2面目全景(北西より)