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中棚Ⅱ(なかだなに)遺跡

平成30年4月 調査
調査場所
吾妻郡長野原町大字林地内
調査期間
平成30年4月2日~平成30年5月31日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
縄文・古代・中世・近世
遺跡の内容
中棚Ⅱ遺跡は、吾妻川左岸の中位河岸段丘上に位置し、標高は約560mです。
4月は14区(旧長野原変電所前の国道部分)を調査しています。
1面目は、天明泥流直下を調査し、畑と復旧溝群を確認しました。
2面目は、天明泥流直下の畑の耕作土下を調査し、土坑56基・ピット149基・焼土等を確認しました(写真1)。遺物は、縄文土器片や石器(写真2)が出土しています。
連絡先
中棚Ⅱ遺跡調査事務所 090-2652-8848
写真1 土坑調査風景(西から)
写真2 出土遺物(石匙)